N-moca DEEP

Everything should be okay because YOU ARE ALIVE.

純粋な気持ちは焦って行動に移さなくていい

本日起き抜けにツイッターで目についた記事。

mainichi.jp

というか、この記事に苦言を呈するツイートがおすすめに表示されていた。

中学生たちが行動に出たモチベーションはまず間違いなく純粋な人道支援であろうと思われ、周囲の大人はその気持ちの後押しをしたつもりなのだと思う。どこにも非は見当たらないように思えるこの報道に関し、事情通の方々からの苦言を読むと、つまりその支援物資が支援したい子どもたちに届く可能性は低い、ということのようす。

もしも私がこの中学生の近い周囲にいる大人だったとしたら。たとえば親だったら、学校教員だったら、あるいは支援を打診された企業の担当者だったら、そういった事情まで調べて中学生たちの申し出を断るなり、こういう難しい事情があるのですよと教えるなりできていたかというと、かなり疑わしいと言わざるを得ない。

これらの声が彼女たちのもとに届くのはそう遅くないはず。ここまでの活動ができる子たちなのだから、毎日新聞が報じたことで世間がどういった反応を示したかということくらいは関心があるはず。その時彼女たちは、はたまた周囲の大人たちは、どういった受け止め方をするべきなのか。自分たちの行動は間違っていたのか、という問いを突き付けられることになると思われ、その課題をどう超えるのか。中学生にはかなりレベルの高い課題を、天は差し出すものだなあ、、と思った。

もとい、天からの課題に中学生とか実年齢は無関係なのだろう。何らかの行動にはそれ相応の責任が伴う、ということで、それだけの大きな行動を成し遂げたからこその反応や課題の大きさなのだろう。

もしも私が近しい場所にいる大人だったら、純粋な目で社会に貢献したいと訴える子どもたちの後押しになりたいと思う。でも同時に慎重になることの重要性をまずは自分が十分に承知し、突発的な行動に出る前に背景を知りそのうえで言動を選べばいいということや、その純粋な気持ちは尊いものだけどあなたがその悲劇の責任を背負う必要はないということも伝えたい。

何か大きな事を成し遂げたり、他の誰かに救いの手を差し伸べることは素晴らしいことではあるけれど、何よりもまず自分、そして自分の周囲、そこからなのです。焦らなくていいのです。

[2024-03-30 11:45]