私はもともと斉藤前知事のパワハラ報道をそのまま信じていたので、もっぺん知事になりたいとか厚かましいにも程があるな、と思っていたけど、どうも一部でささやかれていた斉藤前知事引き摺り下ろし作戦が事実であったような気配がかなり濃厚になってきている。
今思うと、斉藤前知事の前の時代から兵庫県政の腐敗みたいな話も流れていたような気がする。そこへ真っ正直にガツガツ斬り込んだ結果、古い体質でぬくぬくしていた人たちを敵に回してしまい、あらぬ噂を立てられて辞めざるを得なくなった、ということのように見えてきた。
いったんそっち側の立場から見るようになると、斉藤前知事がなかなか辞めずに頑張っていたことも正当な理由だったんだろうな、という気がしてくるし、支持層が増えてきているように見えているのも当然だろうと思う。
この件に関し、某立花氏が赤の他人にもかかわらず一役買ったようす。私が大嫌いなタイプの男。品の無さなら一級品、とか歌いたくなるくらい、やることなすこと品がない。しかし品がないだけで、言いたいことの本質は間違っていないことのほうが多いのかもしれない。とは言え社会で信用を得て多くの人の上に立とうとするのなら、品位についてももっと配慮を願いたい。
もっとも現在では、表向きはさておき政治家イコール品がない、みたいな状況に成り下がっている日本社会だけども。
日本社会を動かしている中心にいる人々の品がないのだから、社会の下々の者が精神性の凋落にあえいでいても全然不思議ではない。かわいそうなのはそういう社会が当たり前の中で育っている子どもたちで、彼ら彼女らにいったいどの面で説教できるのか。
はたして、「まともな日本社会」は近い将来実現できるのか。私にできるのは、少なくとも自分はまともでいることだと思っている。そういう自分を曲げないこと。それしかないんじゃないかな。
まともな皆さん、孤独かもしれないけどそれぞれの場所でともに頑張りましょう。
[2024-11-08 17:05]