前回の記事▶星ダイアリーのこと - N-moca DEEP
星ダイアリーは長いこと、月のボイドタイムのチェックのために買っていた。ここ数年でほぼ無視ってくらい気にしなくなったけど、以前の私はボイドタイムが怖いタイプの人だった。
言われてみればたしかにボイドタイムはぼんやりしてミスが多い気もするし、ミスに気をつける時間帯っていう意味と、ミスしてもそうなりやすい時間帯だっただけだと自分を追い詰めないためっていう意味で、細かくチェックしておきたかったのだ。
でも日常的にボイドタイムを意識していると、ミスしてもボイドじゃなかったり、水星が逆行していたり、水星も順行だったり、結局のところなんかよくわからんな、と懐疑的になっていった。それで鵜呑みにするのではなく、観察するという立場を忘れないようにしようと心がけるようになった。
そのうち、天体のアスペクトとかボイドとか頻繁にあるしいちいち気にしてもしゃーねーな、という気分になり、それでも何か事が起きるとあとでホロスコープを確認して、「なるほどこれか」と納得する程度で今は見ている。もしかしたら占星術に長けている方には、もったいない、もう一歩学習を進めたら実生活に使えるのに!と思われるかもしれない。私もそんな気もしていて、自分なりのペースで学習を進めているところです。
さて、本題。月のボイドタイムの説明について把握していたことが、「月があるサインにいるときの最後に他の天体とアスペクトを作ったあと、次のサインに移るまでどの天体ともアスペクトを作らない時間帯」ということ。
なんだけど、愛用させてもらっているさくっとホロスコープ作成で見ると、月がボイドとなっているはずの時間帯でもアスペクトができていることが頻繁にあった。それでいったいこれはどういうことなのかなー、とずっとぼんやりと考えていた。それが今ついにわかったのでこの記事を書いています。
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月のボイドタイムとは
- 月があるサインにいるときの最後に他の天体とアスペクトを作ったあと、次のサインに移るまでどの天体ともアスペクトを作らない時間帯のこと。
- 他の天体とは、占星術の10天体から月を除いた9天体のこと。
- アスペクトは、メジャーのみ。0度、60度、90度、120度、180度。
- ボイドタイムの開始時刻は、ジャストでアスペクトを形成した時刻で、セパレートのオーブ圏内は既にボイドタイムに入っている。
- ボイドタイムの終了時刻は、月が次のサインに移動した時刻。
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さくっとホロスコープ作成ではオーブが広めに設定されているので、セパレートでアスペクトができている時間帯にもアスペクトの線が入る。それで「アスペクトあるのにボイドなのはなんでだ?」とずっと思っていた、というわけです。
占星術の悩みどころ、オーブの問題。ジャストでアスペクトができる時刻にしても、使うデータベースによって誤差があると思われる。
それにたとえばジャストが25度15分のアスペクトだとして、そのアスペクトが外れるのは25度16分なのか、26度0分なのか、26度15分なのか、それは今もわからないでいるんだけど、とりあえず星ダイアリーに書かれているボイドタイム開始時刻がジャストの時刻だとわかっただけでもかなりスッキリしました。
ということは、ボイドの開始時刻は、月が他の天体と手を繋いでいたのを離した時刻ということで、手は離したけどまだ目は合ってたり、まだ気持ちは傍にいるとかさっきまで一緒にいた感覚からくる心強さみたいなものとかあってもおかしくない気もするし、それより他の天体同士のアスペクトが強くて「月がボイド」のインパクトが消えちゃったりなんてこともありそうな感じもする。
それに月と火星や冥王星の90度が最終アスペクトだったりしたとき、手を離したあとのほうがホッとする、なんてこともありそうな気がする。
まあ月のサインが切り替わって雰囲気が変わるというのはあるとして、「最後のアスペクトができるジャストタイム以降の時間帯」という括りでその時間帯を特別視するのは、少々神経質な気もするな。やっぱりたいした意味はないのかもしれません。
[2024-02-28 11:20]
自分で読み返してて、「月のボイドタイムってひょっとしてタロットの愚者じゃないかなー…」とふと思ったのでメモしておきます。
[2024-02-28 13:55]