ホロスコープがこんな図形を描いているような時は、次々湧き起こるネガティブな感情に抗おうとしても無駄なので諦めたほうがいい。
たまたま見かけた何かが過去の記憶を呼び覚まし、そういえば自分は昔から愛されない人間だった、誰も自分を好きになんかなるはずがない、というような気分を補完してきたりするけど、ホロスコープが別な図形を描く時には、自分は愛される価値があると信じられていたりする。
結局のところ、ただそういうタイミングを通過しているだけなのだ。いい時も良くない時も。
ではなぜ今の自分はそのタイミングを生きているのか。同じなら楽なほうが良かった。そう思うのが物質次元を生きている人間の感覚だと思うけど、きっとそのタイミングだからこそ見つけられる自分の守るべき弱さとか、固執している手放すべき考えとか、そういう何かに気付くためにこの時を選んで生きているのだと思う。
もしかしたら、ホロスコープで見てもいかにも楽そうな人生があるとして、本人も人生なんか楽勝と思ってるとしたらきっとその魂の人生ゲームは始まったばかりで、魂の幼さゆえにハンデとしてもらっている有利な装備が数多くあって、逆に自分の人生がホロスコープで見てもいかにも厳しそうで自分もそう感じているとしたら、全員武器や防御が完璧なところに生身で戦いを挑む、そういうレベルの人生なのかもしれない。
人は好きなことを言う。持てる者は持たざる者の気持ちがわからないし、金持ちは貧乏人の気持ちがわからない。リア充は非リアの気持ちがわからないし、多くの長所を活かせている人には短所に足を取られている人の気持ちはわからない。
だから他人の言うことなんか、話し半分で聞いておくのがまちがいない。誰よりも自分のことを知っているのは自分だし、今自分の目が曇っていても、最後に自分をわかってあげられるのは自分しかいないのだから。
そうしてまずは自分に心を傾け、余裕ができたら他人にも愛を分ける。それくらいで十分なのだ。
[2023-11-26 19:10]