N-moca DEEP

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憂鬱なとき

憂鬱なときのメンタル状態を、現実にある現象として想像してみる。たとえばこんなのはどうか。

<車のフロントガラスが汚れて曇っているのと同じ>

埃っぽいところにずっと停めていたとか、前の車の排ガスが酷くておもいっきり被ってしまった、それから高速を走ると小さい虫にぶつかってしまっていっぱいくっついていたりする。そういう状態のフロントガラスを見るのも憂鬱だけど、憂鬱な気分というのはそれに近いものがある。

曇っていない状態の元気な心に、知らなくていい情報とか見ただけで気分が落ちてくるような空の色とか、寒さとか、そういうもので曇ってしまう。それが、憂鬱な気分の正体。

であるならば、フロントガラスをきれいにするように対処するのが正しいということになる。

そんなふうに汚れたり曇っているガラスをきれいにしようとして何かを付け足してもきれいにならない。汚れを拭い去るのが先。その汚れ落としとして何かを一時的に「足す」ことはあるかもしれない、またそのほうがよく落ちるかもしれない。

それをメンタルに適用すると、憂鬱な気分のときに余分な情報を入れるのは逆効果でしかない。一時的に何かを足すなら、ほっとする温かい飲み物とか、心が落ち着く音楽などがいい。明るくアップテンポな曲とか、今の気分と全然違う曲を無理に気分を上げようとして聴くのは、フロントガラスの例えでいくと、やさしく拭き取るのではなく金属製のヘラでガリガリ擦り落とそうとしているのに似ている、かもしれない。

秋冬は憂鬱な気分になりやすいので、ここらへんのことをよくよく思い出して乗り切りたい。とにもかくにもまずは汚れを優しく拭き取ること。

・温かいものを飲む、食べる、服や小物を身につけてとにかく体を温める
・温かくしてよく眠る
・ほっと落ち着く音楽を聴く
・呼吸に意識を傾ける(瞑想する)
・体を動かす。ラジオ体操のように考えなくてもできる体操や簡単なストレッチ、筋トレなどを習慣にする

[2023-11-13 11:33]