記事タイトルは、とあるギターチャンネルのコメント欄にて見かけた言葉。
それは超初心者向けの動画だったんだけど、動画主がなにかのコードの押さえ方で「簡単」という言葉を使ったらしい。それに反応して「自分は手が小さくて届かないから簡単とか言われるとムカつく」みたいなコメントを書いている人がいた。
そのコメントに対して別の視聴者からついたコメントが、記事タイトルの言葉。
私もそのリプライを読んだ時は「そーだそーだ」と思ったけれど、なぜかその後この言葉がズーンと心で響き渡り続けている。初心者ギタリストに対してだけの言葉じゃない。人生における、あらゆる不平不満に通用しそうな言葉。
たとえば私は今も仕事をどうしていくかの悩みがある。もちろんそこには自信不足もある。そこで足を取られると、「自分なんてどうせ」の悪循環に陥ってしまう。そういうときに限って、皆さんがいろいろな工夫で人々の注目を集め、業績を上げるためにがんばっている様子などが次々目に入る。
悪循環に陥っているので、当然そういうものを見てさらに落ち込む。その時に聞こえるのだ。「甘ったれすぎ。みんないろいろ工夫してがんばっている」
ネットで見かけた、どこの誰とも知らない人が書いた言葉が自分の指針になることが時々ある。本来言葉とはそれが正しい働き方なのかもしれない。
厳しい言葉は弱った心をさらに追い詰めるけど、「甘ったれている」状態にはそうでもしないと効かない。
昨夜もまた非常に厳しい夜を過ごしたけれど、この言葉のおかげで正気を取り戻した、と言っても過言ではない、かもしれない。
[2023-06-13 12:40]
