N-moca DEEP

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令和時代の昭和風選挙戦

時代の風はいろいろに変われど、政治の世界が最も過去の時代のやり方を引きずっているのではないか。

まあ社会の中枢を担う分野なので、当然っちゃ当然のような気もするけど。

選挙といえばの選挙カー。私の感覚ではネット上で批判が上がるようになってから10年近く経つのではないかって気がするけど、相変わらず地方の市議会議員選挙ともなれば、選挙戦でやることといえば選挙カーで名前を連呼すること。

それから「全力を尽くす」って言葉もよく聞くけど、具体的に何をやってくれるのかよくわからない。

最近は私も選挙カーに対する視線を和らげて、「選挙カーで聞いた名前には投票しない」という方針は取り下げた。

選挙カー批判が出てから自転車を使う候補者、徒歩で練り歩く候補者など現れるようになったが、そういう問題じゃないのでは。そりゃ選挙カーの最大の弊害と言えば「音」そしてCO2排出などなのだろうけど、顔と名前を知ってもらうことより、動機や政策などを合わせて知ってもらわないと意味なくないだろうか。

今は新聞を取っていなくてもネットで公報が見れるし、選挙の情報をまとめているサイトで候補者の一覧を印刷し、合わせて参考にした。とは言え公報もなんだか、、よくわからない。

今の時代、どの候補者もネットを駆使しているはずだ、と思ったけれど、私が知りたい方はどうも見当たらない。市議会議員レベルだからだろうか。

ある候補者をツイッターで検索すると、ツイッターよりもインスタグラムをメインで使っているのか、選挙活動の様子らしき投稿のシェアツイートのほかは、知り合いなのかしらないけど政治に関係のないアーティストのツイートのリツイートばかりで、これではいくら「全力を尽くす」と言われても信用できない。そもそもツイッター民は相手にしていないつもりなのかもしれないが、それならプライベートと選挙活動は完全に切り離したらどうかと思った。その人に投票するのはやめた。

あとは、高齢の方は退いていただきたいので定年程度以上の年齢の方は除外、信用していない政党ではないこと、新人でも現職でも本当に真面目に仕事してくれそうな人という基準で選んだ。

ここらでは晴れていてもだいたい投票所で会うのはせいぜい数人で、今日は雨だけどあまり変わりはなかった。

帰り道、今日はなんだか、生徒会の委員を決める選挙のような気分になった。でもじっさいそういうことだ。市議会議員なのだから。投票する側としてそういう感覚、忘れないようにしたい。

【追記】
私が投票した人はトップ当選だった。人気の人にはほっといても票が集まるので入れない主義だったのに、読み違えたか。

でもやっぱりこの人よな、手堅いよな、という感想。