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視野の狭い人たち

昨日YouTubeのホーム画面をスクロールしていたら、ロシア人YouTuberのあしやさんのコミュニティコメントが流れてきた。なんでも最近の動画のコメントがアンチばかりになっているらしい。

前日にちょうど、ロシア国内で逮捕されないように工夫して戦争反対の意思表示をしている人たちについての、あしやさんの動画を見ていて、そのときにコメントをちらっと見た感じでは全然荒れてるようには思わなかったので、改めてコメントを見に行くと、なるほどたしかに荒れていた。

先日も、河瀨直美監督の東大入学式祝辞での言葉の一部が取り上げられてニュースになっていたけど、私は全文読んでみて全く違和感を感じなかった。この祝辞を批判的に見る人たちってあまりにも視野が狭すぎないか。

あしやさんへのアンチコメントも同じで、「ロシア人という人種が悪い」という視点の人がいっぱいいる。まあアンチコメントなのでどの程度真剣にそう思っているのかは定かではない、ただの冷やかしとかストレス発散の悪意あるコメントという可能性も大いにある。

しかしだな。。ロシア人が悪い、とか、ロシアが悪いとか、そういう問題じゃないってことが、本当にわからないのだろうか。。

あるいはそういう問題じゃないってことがわからない人たちだからこそ、戦争のようなことは起こり得るのかもしれない。もう、相手が自分と同じ、一人の呼吸する尊い命であることを忘れているのだ。だからこそ言葉であれ物理的にであれ自分の正義を振りかざし、マウントを取って自分の優位性を示す、というような醜態を晒せるんじゃないかな。

もしも本当に、事柄だけに焦点を当て、それについて話し合うことで解決する意思があるのなら、仮に言い過ぎて相手を傷つけてしまったと思うようなこととか、自分や大切な人を守るために反射的に手が出てしまったというようなことがあったとしても、それを正当化するなんてできないはず。そういう人は、物騒な武器を持たない。


残念だけれど、地球は物質次元が特徴の世界であり、精神的に未熟な人で溢れているのが現実だ。そういう人たちで構成されている社会なのだから、こんなふうなマウントの取り合いであるとか、武力での争いなどが急になくなることはないし、まずそうした人に、自身の精神的な未熟さを認めさせることも難しい。そこ超えないと話し合いで解決できる社会なんて実現できない。でもそれが地球なのだと思う。


いつも書くことだけど、そういう社会の中で自分に何ができるかというと、精神的に未熟な時代の自分に戻らないことだ。周囲を変えようとしたって効果がないどころか軋轢を生むだけだろう。もうとにかく少なくとも自分はそのレベルに巻き込まれないこと。それを徹底すること。

自分の態度を貫くことが、のちのちメッセージとなる。そう信じて、日々精進する、それしかないのだと思う。


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