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私の「波動」「魂」観はこうして育まれてきた

日記ブログの方でバッチフラワーについて書いたら、思いの外検索で発掘してくださっているらしい。こっちのブログに書けばよかった、と思いつつ、検索のシステム的にもう遅い。なので補足の記事も日記ブログに書いたけど、さらにその補足として、私が「波動」や「魂」についてどう考えているかを、こちらのブログに書いておこうと思う。

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私は霊やらなんやらが見えたり聞こえたりする人ではないので、普通に「自分=肉体」と思って育ってきた。そういう前提の上で、占いが好きだったり、怪談を恐れたりしてきた。でもその正体は何なのかってことはずっと薄々脳裏によぎってたのだと思う。

大学で心理学を専攻したものの実質数学やアンケート調査などの内容で自分が思っていたような面白さがなくギリギリ単位を取れるくらいにしか学ばなかった。代わりに一般教養の授業ばかり取った。

卒業後にネット社会が浸透してきてだんだんと精神世界に触れることも増えてくる中で、様々な本を読んで自分の理解を深めていった。

引き寄せの法則、非二元、願望成就、成功哲学とかのスピリチュアル一般から、妖怪、妖精、眷属などのエピソード、哲学史や宗教史の基礎的な本、昨年放送大学をやっていたときは世界史・宗教史(「国際理解のために」)、仏教史、倫理、人文地理学を学んだ。

【追記】
波動に関する本と言えば、足立育朗氏と妹さんの足立幸子氏の著書も読んだ。天外伺朗氏や矢作直樹氏、それからドリーン・バーチューなども。

それから本以外では、ヒプノセラピーのセッションを受けたことがあり、そのときは守護霊からの言葉として「視野を広く持て」というメッセージをもらった。
その後ブログで遠隔セッションができる人を見つけ出し、しばらく観察した後、その方のセッションを遠隔で受けた。この方とのやり取りで得た体感的な経験も影響は大きい。

特になぜか気になって引っかかっていたのが「チャクラ」で、『ヨーガの哲学(Kindle版)』や『7つのチャクラ』、現代のチャクラ文化の始まりと思しきチャールズ・リードビーターの『チャクラ』、その他チャクラをメインに活動している海外の方の翻訳本を2冊ほど。

それから私にとって重要なのが、上の画像右下の『人間理解の基礎としての神智学』。

この本はそのまんま、神智学の基礎を紹介している本で、成り立ちや主張がわかりやすく書かれている。どんな本でもそうだけど、そもそもの神智学の始まり方について、その真偽を確かめる術がないので、鵜呑みにするべきではないというスタンスを保ちながら読んでいる。

この本を知る10年ほど前に精神世界に恐る恐る近づいていたときに、ルドルフ・シュタイナーが『神智学』という本を書いていたことを知り買って読んだところ、あまりにトンデモな内容で私は怖くなってすぐ売ってしまった。しかし月日が過ぎて、結局また同じようなところに辿り着くのだった。そしてようやくそういった人間観に一定の理解を示すところまで来た。

私も最初は疑っていたのだ。今も「信用している」とはあまり言いたくない。どうも怪しい成り行きがあったようだし、団体として信頼できるものかは眉唾だと思っている。

バッチフラワーに関しての記事でも繰り返しているけど、とにかくこういった世界は自分では直感や勘で距離感を計るしかなく、一歩間違えるとあっという間にカモにされてしまう。しかしカモにするのに便利な言説があるからと言って、そのすべてが虚言であるともまた言い切れない。

たとえば『人間理解の基礎としての神智学』の中で『セークレッド・ミラーズ 聖なる鏡』という本を引用して説明している「人間存在」の多重構造、「肉体→エーテル体→アストラル体→コーザル体」というやつだけど、これにしても真偽は確かめようがないものの、納得感がある。

私の「波動」に関する最終的な知識としての収穫は、この本が最後になるかなと思う。あとは読んだ本や見聞きして知ったことを自分の頭の中でつなぎ合わせて、自分の現時点での理解としている。

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こうした自分なりの学びの中で、まず最初に辿り着いた答え。

人間は肉体を持っている幽霊である

正確にはこの言い回しは少しおかしいとは思うけど、要するに人間も幽霊も実体は同じで、幽霊は肉体がないけど人間には肉体がある。だから人間として生きられる。幽霊には肉体がないから、そのレベルの波動(?)が見える人でないと見えないし、人間社会としては基本的に存在していないものと扱われる。

西洋医学では肉体のパーツを詳細に研究観察することで知見を得て、物質レベルでの対処はそこで得られた法則をもとに処置することで大半は治癒する、ということだと理解している。

けれども人間には感情もあり、虫の知らせのような直感もあり、霊や妖怪が見えたり、物質レベルでは説明がつかないことも多い。それをすべて物質レベルに収めようとすると、脳が損傷を受けてとか神経がどうのとかいう話になってしまうと思うけど、私はやっぱりそれでは理解が不十分だと思う。

たとえば先日もたまたまYouTubeで流れてきたけれど、犬や猫、また生まれて間もない赤ちゃんが、突然空間を見つめて笑ったりとかいう話もよくある。こういうのは、物質、肉体としての人間だけを根拠に考えるのは無理があると思う。

人間は肉体だけの存在じゃない、精神と合わせて人間なのだと考えたほうがよほど筋が通る。少なくとも私はそう感じる。

であれば、肉体ではなくそちらにアプローチする医者が居てもおかしくはない。ただし、見えない世界だけに、最初は善意で始めたことであっても味を占めて詐欺師になる可能性は捨てきれない。それは代替医療の医師だけでなく、占い師や霊媒師、霊能者、また宗教関連においても、常にその危険性はつきまとう。

そしていくら人間が肉体だけではなく精神(魂)も合わさった存在だと言っても、やはり幽霊との違いは肉体を持っていることであり、この物質次元に存在しているということだ。地に足を着けた考え方や行動、発言を外れないように注意しなければならない。

そこまで注意した上で、物質レベルだけでは限界があるから、精神のレベルにも注目し、そこで何がどうなっていて何が起きているのかということを、誰かの思想に依存するのではなく、自分なりに練っていくのが正しい接し方なのではないかなと思っている。

私もこの本のすべてを信用しているわけではない。自分の理解のヒントの一つとして利用している。

バッチフラワーが怪しいかどうかの話 - N-moca : Life Diary
バッチフラワーが怪しいかどうかの話の補足 - N-moca : Life Diary

[Posted at 14:50]