N-moca DEEP

Everything should be okay because YOU ARE ALIVE.

私の役割

先日から古代哲学や聖書についての基本を学ぼうと、引き続き図書館で本を借りてきて読んでいる。私の知的レベルが追いつかなくて、まだまだ何度も読まないと頭に入ってこない感じだけど、ようやく概略のイメージはつかめてきたように思う。

人間社会はたしかに時代とともに進化した面もいろいろとある。精神的にも、それを人類の集合意識と呼ぶとすると、一人の人間が見聞きしたことで知的レベルが上がっていくように、集合意識もレベルが上っていく。

何か事件が起きるたびにその是非を考えることになり、人々は道徳的倫理的に成長していく。もちろん成長どころか堕ちて行く人もいるけど、社会全体としては少しずつ成長しているわけで、私は個人的にそれを「人類の次元上昇」と呼ぶのだと解釈している。

そして21世紀も板についてきた今日このごろ、西洋占星術で言われる最後の毒出し期間を経験しながらも、集合意識は着実に成長を続けている、と思っているけど、こうして古代について勉強してみると、案外そんなのは勘違いなのかもしれない、とも思う。

人々は古代から同じように感じ、生活してきた。できることは増えたけど、同時に見えなくなったこともきっとあって、そういう意味ではプラマイゼロで何も成長してないと言えるかもしれない。


今関心があるのは、天使の起源。いつ頃からそんなことが言われるようになったのか。

イエスの奇跡なども、後に書かれたものであり事実かどうかはわからないけれど(そういう検証本もきっとあるのだろうと思うけど未読)、神のお告げでどうのこうのっていうのは、もしかしたら事実かもしれない、と今の私は思っている。今の時代だって普通の人には見えない世界が見える人たちもいるのだからね、今よりもっと精神を邪魔するものが少なかったであろう時代には、神や精霊との距離がもっと近かったとしてもおかしくはない。

神話などで描かれる神々ってたいてい物質次元の権化とでも言いたくなるような自己中心主義で、なんでもかんでも意のままにやりたい放題である。それってもしかして地球だからなのでは?と最近は思っている。人類の始まりは絵に描いたような物質的世界で、その中で人々はあらゆる出来事を繰り返しながら少しずつ賢くなっていった。だから最初の神がいかにも物質的であるのは当然かもしれない。そのあたりについて、まだ全然うまく言葉にできないけど、もう少し深く掘り下げてみたい。

何を当たったらいいかが今ひとつわからず、神話や哲学、聖書などを手探りで読んでいるわけです。

今日思ったのは、物質次元という世界はもしかしたら大宇宙から見れば幻想かもしれないけど、その中にいる限りは現実である、ということ。そしてその中に行ける魂は限られていて、その経験をできるのはとても特別だということ。

非二元で語られる例で言うなら、人生は既に撮られた映画をなぞるようなもので、本当は既に終わっている。でもその中にいる人物にとってはそれが現実。映画の中の役者は映画の外から見ると役者だけど、映画の中では本人だというのと同じ。そしてその映画で役を得られるというのはとても特別だということと同じ。

自分が担う役割が、たとえば未熟な親に虐待されて幼いうちに死んでしまうとか、過酷な障害を持つとか、生まれながらにして不幸と言わざるをえないような人生である人もいて、それを自分の魂が選んできたとかは証明できない以上他人が決めつけていいことではないけど、もしそう考えることで自分の人生を受け入れ前向きに進めるのなら、それが事実ではなくても良き方便として使えばいい。

このあたりが難しいところで、人はネガティブに引っ張られがち(これは重力が関係しているのではないか)なので、どうしても他人を責める材料に使ったり、自分の悪行に開き直り態度を改めない理由に使ったりする人というのはなくならない。そのためにそういった思想そのものが糾弾されることもなくならないけれど、私は悪い考えではないと思っている。


動物が交尾によって繁栄することから、人類も最初から異性が交わることで繁栄してきたのはまず疑いがないだろうと思う。そしてそのために欲情するとかが本能として備わっているとして、性的な羞恥心がいつからあるのか、というのも興味がある。アダムとエバが知恵の実を食べたからなのか。まさかね、と私は思うけど。

とにかく次々湧いてくる疑問と、それを解消したい気持ちと、そのために学ぶモチベーションのバランスがなかなか取れず、進まない。しかし今の時代にそんなことを考えている人、ということがすでに一つの私の役割なのだろうと思う。その結果なにか大それたことを成し遂げるわけでもなく、自分が納得するだけに終わったのだとしても、それが私が人生の今の時期にやりたかったことなのだろうと思う。

[Posted at 17:00]