N-moca DEEP

Everything should be okay because YOU ARE ALIVE.

「やりたいことの見つけ方」の話

まず第一に、自分の日常的な欲求に気付くこと。

何がしたい・したくない、何が食べたい・食べたくない、何が欲しい・いらない、何が好き・嫌い。

それを叶えるのは今の自分にはハードルが高いこともある。たとえば家族が買ってきたケーキを食べたいけどその人と関係が悪化しているから食べたいと言い出しづらい、とか。だけどそこで「食べたい」「ちょうだい」と言わないと食べられない。なのでちゃんと相手に申し出る。それが、ハードルを超える、ということ。

ここ数年の私が意識してやってきたのがその辺りのとても低いハードルを丁寧に超えることで、それについてはもうできるようになったのではないかと思う。


次に、そういう小さな欲求を叶えるためのハードルを超えていると、だんだんと自分が挑戦してみたいことや楽しそうだからやってみたいな、と思うことが見つかるようになる。今の私はたぶんここにいるのだと思う。

それは、過去の自分から見るとものすごくレベルが高いように思えたり、自分にできるわけがないとか、何か言い訳して諦めたりしてしまいがちなのだ。そしてそれを諦めた上で「やりたいことが見つからない」とか言っていたりする。

じつはやりたいことが見つかっていないわけじゃなくて、見つかっているにも関わらずチャレンジして失敗して恥をかくことまでをまとめて無意識の領域で恐れていて、「やりたいことボックス」に入れないように自分でストップをかけているんじゃないか。

要するに、やりたいことを見つけることより、失敗して恥をかく恐怖心を乗り越えることのほうが大切なんじゃないか。

成功している人も初めからトライしたことすべてに順調に成功してきたわけじゃなく、失敗して悔しい思いや恥ずかしい気持ちを乗り越えてきたからこそ今輝かしいステージに立てているわけだ。そのステージに一度立ってしまったら、次は輝き続けるという課題ができて、じつはそれが一番難しいことなんだと思う。


失敗してもそこにフォーカスを当てて自分を虐め続けるのではなく、同じフォーカスを当てるにしても何をどうすればいいのかを冷静に分析すること。

やりたいことが見つからないとか、自分にはこれができないとかを嘆いていることが自分の進路を阻んでいるだけで、もしそういうネガティブな態度や思考を一掃できるなら、誰でも自分のやりたいことを少しずつ叶えていけるものなんだろうと思う。

そしてここが一番重要なポイントなんだけど、意識して鍛えないと、人はネガティブに引っ張られやすいものなのだということ。だからしょっちゅう小さなハードルにつまづいてその度いちいち嘆いているとしても、そういう自分を情けないと思わなくていい。そういう生き物なのだ。それが普通の反応なのだ。

そこがスタートであり、ちょっとでも傷つかなくなってきたとしたらもうそれだけで成長である。

[Posted at 9:35]